アパートとマンションの違いって?~物件選びのポイントを解説~
今回は、不動産仲介の現場でよく聞かれる「アパートとマンションの違い」について、構造・設備・家賃相場など様々な面から分かりやすく解説していきます。
物件選びで迷っている方にとって、判断材料になるはずです。
【1】アパートとマンション、法的な定義はあるの?
実は、日本の法律上に「アパート」と「マンション」の明確な定義は存在しません。
これらは法律用語ではなく、主に不動産業界や一般的な慣習で使い分けられている言葉です。
不動産広告やポータルサイトでは、物件の構造やグレードを分かりやすく伝えるために「アパート」「マンション」という区分が使われていますが、実際にはオーナーや管理会社の判断で名称が付けられているケースも多くあります。

アパートやマンションは法的には
「共同住宅」として一括りになってます。
【2】構造による違い|木造か?鉄筋か?
最も基本的な違いは「建物の構造」にあります。
以下のような傾向があります:
区分 | 主な構造 | 階数 | 耐久性 |
---|---|---|---|
アパート | 木造または軽量鉄骨造 | 2階建て程度が多い | 耐久性・防音性が低め |
マンション | RCまたはSRC構造 | 3階以上の高層が多い | 高い耐久性・防音性 |



木造でも「〇〇マンション」、
鉄筋でも「○○アパート」という名称が
付いている物件がありますので、
一概に構造で区別されているわけではないです。
【3】設備や共用部分にも違いがある
■ マンションの設備例:
- エレベーター付き
- オートロックや防犯カメラ
- 宅配ボックス完備
- 駐車場・駐輪場が充実
- 管理人常駐や定期清掃あり
■ アパートの設備例:
- 共用設備は最小限
- エレベーターなし
- 駐輪スペースはあるが駐車場なしも多い
- 管理人がいないこともある



アパートでも管理がしっかりしている物件も多いですし
マンションでも管理があまり良くない物件もあります。
管理については、内覧時にしっかり確認するようにしましょう!
【4】家賃・管理費の違いは?
同じエリア・同じ間取りであれば、アパートの方がマンションより家賃が安い傾向があります。
【5】防音・プライバシー性能の違い
アパートは木造が多いため、上下階や隣室の音が響きやすい傾向があります。
マンションは鉄筋コンクリート構造が多く、防音性が高くプライバシーも保ちやすいです。
【6】入居者層の違いは?
構造や家賃設定により、入居者の傾向にも違いがあります。
タイプ | 入居者層の傾向 |
---|---|
アパート | 単身者・学生・若年層が中心 |
マンション | ファミリー・共働き世帯・高齢者など幅広い |



最近は、
♪二人でぇ~ い行ったぁ~、よこちょの 風呂屋ぁ~♪
みたいな昭和時代を代表するようなアパートは少なくなりましたね~。
【7】札幌での傾向は?
札幌市内での物件傾向は以下の通りです。
■ アパート:
- 郊外エリア(白石区・手稲区・清田区など)に多い
- 新築でも家賃がリーズナブル
- 学生街や単身者向け(北区・東区など)
■ マンション:
- 中心部(中央区、大通、札幌駅周辺)に多い
- 交通アクセスの良さが魅力
- 高グレードな分譲賃貸も多数
【8】アパートとマンション、結局どっちが良いの?
結論として、「どちらが良いか」はライフスタイルによって異なります。
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