札幌の不動産相場は今どうなってる?エリア別に徹底解説
本記事では、札幌市の不動産相場を最新のデータをもとに、エリア別にわかりやすく解説します。
マンションと戸建ての違いや、札幌特有の積雪事情、市況の将来予測まで徹底的にカバーします。
札幌市の不動産市況の全体動向
札幌市は北海道最大の都市であり、人口は約190万人と安定しています。
全国的に人口減少が進む中でも、札幌は比較的需要が底堅いエリアといえます。
近年では、再開発や北海道新幹線延伸計画などが注目され、不動産市場にプラスの影響を与えています。
マンション価格は年々上昇傾向にあり、特に利便性の高い中央区・豊平区などで取引が活発です。
一方、戸建ては郊外を中心に安定した需要があり、ファミリー層の購入が目立ちます。
エリア別の不動産相場
札幌市は10区に分かれており、それぞれの特徴によって相場が異なります。
代表的なエリアを取り上げて解説します。
中央区
札幌駅・大通公園・すすきのなどがある中心部で、最も人気の高いエリアです。
商業施設やオフィス街が集まり、利便性が抜群。
マンション価格は札幌市内で最も高く、築浅の物件では坪単価が上昇傾向で、
円山公園周辺エリア(宮森・円山・山鼻・伏見)は、いわゆる高級住宅街の位置づけにあります。
このエリアの一戸建てや住宅地は他エリアと比較すると高額な物件が多いです。
北区
北海道大学がある文教エリアと住宅地が混在しています。
地下鉄南北線沿線は交通利便性が高く、学生や単身者向け物件が多い傾向です。
北区は面積が広く、北方面(石狩より)は住宅地が広がっています。北方面は札幌のベットタウン的な位置づけです。
マンション・戸建てともに中央区より価格は抑えられています。
東区
交通の便が良く、比較的リーズナブルな価格帯で人気。
ファミリー層に向けた戸建ての需要が堅調です。
東区も札幌のベットタウン的な位置づけにはなりますが、北区よりも若干安めの物件が多いです。
中央区や北区と比較すると地盤が弱いエリアが有りますので、住宅を建てる場合は地盤調査を実施する事をおススメ致します。
西区
山の手や琴似など人気の住宅街を抱えるエリア。
自然環境も良く、子育て世帯に支持されています。
マンション価格はやや上昇傾向ですが、中央区と比較すると安価で購入可能です。
住宅地や一戸建ては購入しやすい物件が多いです。
豊平区
札幌ドームや学園都市があるエリアで、利便性が高く人気。
地下鉄東豊線・南北線の沿線は特に需要が強いです。
生活利便施設も充実していて住みやすい街です。
札幌市中心部(中央区)へのアクセスも良く郊外への移動もスムーズな為、ファミリー世帯~単身世帯まで幅広い層が居住しているエリアです。
因みに、筆者は豊平区民で職場も「豊平区」に有ります。
南区
自然豊かなエリアで、戸建ての需要が中心。
価格は市内で比較的安く、広い土地を求める方に人気があります。
市内中心部(中央区等)へ移動するには若干難が有りますが、自然豊かな環境は その事を差し引いても住む価値が有るエリアです。
有名な温泉地「定山渓温泉」が有るのも南区です。
マンション相場と戸建て相場の比較
札幌では、マンションと戸建てで相場や人気に違いがあります。
- マンション:積雪や除雪作業の負担が少ないため、冬の暮らしが快適。利便性を重視する単身者や共働き世帯に人気。
- 戸建て:敷地が広く、駐車スペースを確保できるためファミリー層に人気。ただし冬は除雪の負担が課題となることも。
札幌特有の積雪事情と不動産相場への影響
札幌は積雪が多い地域であり、冬の暮らしやすさは物件選びに直結します。
マンションは管理組合が除雪を手配するため、冬の負担が少ない点が強み。
一方で戸建ては、除雪スペースやロードヒーティングの有無が価格や人気に影響します。
将来の市況予測
札幌市は北海道新幹線延伸や再開発エリア(苗穂、北8西1地区など)が注目され、今後も一定の需要が見込まれます。特に中央区・豊平区など利便性の高い地域は価格の上昇余地があります。
ただし、全国的な人口減少の影響は避けられず、長期的には「立地」「利便性」「除雪負担の少なさ」が価格を左右する重要な要素となるでしょう。
まとめ
札幌の不動産相場はエリアによって大きく異なり、中央区や豊平区は価格が高止まりする一方、南区や東区では比較的手頃な価格帯で購入が可能です。
マンションは積雪対策のしやすさから人気が高く、戸建てはファミリー層を中心に根強い需要があります。
売却を検討される方は、まずはご自宅の相場を知ることから始めましょう。
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