(とうし)
金銭 を 金融商品 等に変換し、あるいは事業に充当して利益を得る行為。 株式 、 債券 、 不動産 などを取得して 配当等 を受け取る方法、それらを売買して差額を得る方法、事業に 出資 する方法などがある。
例えば、「 株式投資 」または「 不動産投資 」は 株式 または 不動産 を 金銭運用 の対象とする投資、「 投資信託 」は投資利益を証券化した金融商品で信託のしくみを使うもの、「 投資ファンド 」は共同で投資するために集めた資金のことである。
投資 は、費用とリスクを伴う。 不動産投資 を例にすれば、取引に伴って税(取引の内容に応じて、 不動産取得税 、 印紙税 、 譲渡所得税 、 固定資産税 など)や 手数料 を負担する必要があるほか、不動産価格の変動などによって 賃貸料 の減少や売却損が生じる恐れがある。
なお、経済学でも「 投資 」という用語を使うが、その意味は、一般的な意味とはまったく違うので注意が必要である。経済学でいう「 投資 」は、「 消費 」と対比した用語で、一定期間における 実物資産 の増加分(使われないで次の期に積み上がる 資産 )をいう。この場合、「 投資 」は事後的に「 貯蓄 」と等しくなる。