マンションや一戸建ての防犯対策とは?安心な住まいを守るためにできること
なぜ防犯対策が重要なのか?
日本は比較的治安の良い国と言われますが、それでも空き巣被害や忍び込みなどの住宅侵入犯罪は後を絶ちません。
特に以下のような点で防犯対策の必要性が高まっています。
- 共働き世帯や高齢者の一人暮らしの増加
- 空き家・留守宅の増加
- SNSによる「不在情報」の拡散
警察庁の統計によると、住宅を狙った侵入窃盗の多くは「無施錠」「防犯設備なし」の住居が対象になっています。つまり、防犯意識を高め、適切な対策を講じるだけで被害を防げる可能性は高いのです。

日本は治安が良いと言うのは昔の話です。
【マンション編】防犯対策のポイント
マンションはオートロックや管理人常駐など防犯性が高いと思われがちですが、実は共用部の甘さや上階の油断が狙われやすいポイントです。
1. オートロックでも安心しない
オートロックは確かに第一関門ですが、住民に続いて侵入する「ピッタリ侵入」や、宅配業者を装った人物が入るケースもあります。エントランスでは常に周囲に気を配り、不審者を入れない意識が大切です。
2. 玄関ドアの補助錠設置
マンションの玄関ドアには、ディンプルキーやダブルロックなどの対策が有効です。また、外から見えない位置にドアスコープカバーやドアガードを設けておくと安心です。
3. ベランダや窓の施錠
高層階でも油断は禁物。ベランダ伝いに移動されるリスクや、非常階段からの侵入も報告されています。窓には補助錠を設け、雨戸やシャッターがあるなら活用しましょう。
4. 共用部の確認と防犯カメラ
マンション選びの際には、エレベーターや駐車場、駐輪場などに防犯カメラが設置されているかを確認することも重要です。管理組合での防犯対策の取り組み状況もチェックポイントです。



マンションだからと言って安心しないで下さいね
【一戸建て編】防犯対策のポイント
一戸建ては外部からのアクセスがしやすいため、侵入リスクが高い構造とも言えます。そのため、物理的・心理的なハードルを設ける工夫が重要になります。
1. 死角をなくす外構設計
塀や植栽で視界が遮られていると、侵入者にとっては格好の隠れ場所になります。見通しの良い外構、動線が明るく照らされる環境が理想です。人感センサー付きの照明も効果的です。
2. 窓・玄関の防犯強化
一戸建てでは窓からの侵入が最も多いとされています。以下のような対策が効果的です。
- シャッター付きの窓
- 防犯フィルムの貼付
- 補助錠の追加設置
- 玄関ドアの防犯サムターン対策
また、セキュリティ性の高い鍵(ディンプルキー)の使用も強く推奨されます。
3. 防犯カメラや警報装置の設置
目に見える防犯機器は侵入者への抑止力になります。最近はスマホと連動できる見守りカメラや通報システムも多く、手頃な価格で設置可能です。



一戸建ては念入りな防犯対策が必要です!
マンション・一戸建て共通の防犯対策
住まいの形に関係なく、以下の共通した対策も効果的です。
● 留守を悟られない工夫
- 郵便受けに郵便物を溜めない
- 不在時でも照明をタイマーで点灯させる
- 長期間の旅行は近所に一言伝える



このような対策を習慣にしましょうね~。
● SNS利用の注意
「旅行なう」「今から実家に帰省」などの投稿が空き巣に狙われる情報源になります。
リアルタイムの投稿は控えることが鉄則です。



筆者も以前はSNSでリアルタイム発信していました。
今思い返すと、「どうぞ、空き巣に入って下さい」と
いうような行動です。(^^;
● ご近所との連携
日頃からご近所と良好な関係を築いておくことで、不審者の目撃情報を共有しやすくなり、地域全体での防犯意識の向上につながります。



コレ、実は、とても大事な事です。
まとめ:防犯対策は「自分の家だけ」では不十分
マンションでも一戸建てでも、防犯の基本は「侵入されにくく、周囲の目が届く家」にすることです。とはいえ、個人の対策だけでは限界もあります。
- マンションでは管理組合の取り組み
- 一戸建てでは地域防犯ネットワーク
など、周囲との連携による“集合的な防犯”が効果を発揮します。
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